インフルエンザと肺炎

今年のインフルエンザの出足は例年よりも2ヶ月早いといわれています。
予防接種の効果が高く、毎年この予防摂取をしている人は多いと思います。

特に、小さい子供や高齢者は、体の免疫力や抵抗力が弱いので予防接種は有効と思います。
高齢者の場合、インフルエンザの予防接種と並んで受けておくと良いといわれているのが肺炎の予防接種です。

インフルエンザワクチンの予防接種は良く知られていますが、肺炎の予防接種はあまり知れれていないようです。

肺炎は皆さんのご存知のように高齢者にとっては大変怖い病気です。インフルエンザを発症した後に起こしやすいといわれていて、インフルエンザにかかり薬など処方してもらい、熱が下がるがその後再び熱が出てよくならないときなど要注意です。

肺炎の予防接種は、有効期間が5年間といわれていますが、5年目以降も効果は残っています。

予防接種の副作用のついては、注射部位の腫れや、痛み、ときに軽い熱がみられることがありますが、日常生活に差し支えるほどのものではなく、1から2日で消失します。多くのデータにより、安全に接種できることが確認されています。

しかし、肺炎の予防接種は日本にいては再接種(2回目の接種)を許可されていません。

この予防接種の効果はと言いますと、死亡率は57%減少するというデータも出ています。
世界保健機関(WHO)は肺炎球菌ワクチンの接種を推奨しています。米国厚生省(DHHS)の疾患管理センター(CDC)は、65歳以上の高齢者やハイリスクグループの人たちに、肺炎球菌ワクチンをインフルエンザワクチンと併用して接種するよう推奨しています。

ただし、どちらの予防接種も健康保険の適用はなく自費診療となってしまいます。

インフルエンザの予防接種が千円から5千円くらい(自治体により補助制度あり)で肺炎の予防接種は7千円から9千円くらいのようです。

両者に因果菅家があるわけではないのですが、その理屈としては気管支内側の表面にある毛、線毛と言いますが、普段はこの線毛により肺炎を引き起こす菌などを排除していますが、この線毛がインフルエンザにより剥がれ落ちるなどしてしまうために肺炎などにかかりやすくなってしまうのです。

肺炎の原因菌である肺炎球菌は他の細菌に比べて重症化しやすいので注意が必要です。

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