放射能の予防とヨウ素について書きます。
先の新潟県中越沖地震で柏崎刈羽原発も被害にあい、放射能汚染や放射能漏れによる被爆があったのではないかと不安に思う方も多いと思います。
放射能(放射性物質)を浴びると、「甲状腺がん」になるリスクが高まる事は広く知られています。
本来、日本の原発は簡単に放射能漏れはないとされていますが、気体として漏れ出す「放射性ヨウ素」は、その可能性がないとは言い切れないようです。
この放射性ヨウ素は、人体に入ると甲状腺に溜まる性質があり、何年か後に「甲状腺がん」を発症するリスクが高まります。
放射線(放射能)を防ぐには、遠くに避難するのが一番良い方法ですが、逃げる手段がない人や状況にあった場合には、屋内のコンクリート製の建物で外の空気を遮断するとかなり防ぐ事が出来ます。
先ほど掻いたように放射性ヨウ素は気体となっているので、空気を遮断して時間がたてば流れて行く(薄くなる)のです。
しかし、その前に放射能を浴びてしまったり空気に乗って流れてくるのがわかっている場合の有効な放射能の防ぎ方は「ヨウ素カリウム」を服用する事です。
甲状腺の治療にも使われる「ヨウ素カリウム」は、服用すると甲状腺に溜まりますので、放射性ヨウ素が甲状腺に溜まる前にこのヨウ素で甲状腺をいっぱいにしておけば、放射性ヨウ素は甲状腺に溜まる事は出来ずに、体外に出て行ってしまうのです。
このヨウ素は、乾燥昆布からも取る事が出来、15分煮ると99%以上のヨウ素が溶け出すと言います。
乾燥昆布には100グラムあたり100?300ミリグラムのヨウ素が含まれていて、必要量は、13歳未満で38ミリグラム、13歳から40歳未満で76ミリグラムと言われています。
40歳以上の人には放射性ヨウ素の影響は少なく、服用する必要なないとされています。
あなたが40歳未満で、原発などの施設が近くにある場合には、乾燥昆布を用意しておいたほうがよいかもしれません。
また、放射性物質は風に乗るので風下に広がります。
ですから、万一の場合は風上に非難しましょう。
気象庁でも放射性物質を天気から予測するシステムがあるそうなので、情報を把握し非難する事が被害を最小限にする方法だと思います。
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