花粉症と漢方

花粉症を漢方で治療しようと言う人は多いことと思います。
花粉症は漢方では、「水毒の症状」をさし、漢方で言う所の水毒とは、体内の水が代謝されない状態で、水・気・血のバランスが崩れて鼻水や鼻づまりが起こると考えられています。

漢方医学と西洋医学とは良く比較されますが、漢方の治療法との違いは、「漢方は病気に対して薬を出すのではなく人に対して薬を出すのが漢方の考え方」です。ですから、同じ病気でも西洋医学では、同じ薬が原則として誰にでも出ますが、漢方では人に合わせて処方するためこの辺が漢方の違うところです。

漢方の知治療には、病気を根本から治す本治と症状を一時的に緩和する標治があり、病気を根本から治す本治は通年と通す治療となりますので、花粉症で治療する場合、標治の人が多いと言う事です。

漢方の診察は、4診と言って望診・見た目を診察します、聞診・声の調子や匂いを診察します、 問診・症状や具合を聞いて診察します、切診・脈や体に触れたりして診察します、があり、この結果を診て、漢方薬が処方されるのです。

花粉症の人が、漢方薬で花粉症の症状を抑えとうとする場合には、1週間くらいで効果が出始め2週間くらいで症状が治まってくるといいます。

漢方薬も、花粉症のシーズン前から服用するのがお勧めですが、花粉症の症状が出始めるころからは飲み始めておきたいものです。

花粉症対策として漢方薬を服用すれば、前に述べたように花粉症は体の体内バランスが崩れて起きるとされていますので、処方される漢方薬も体のバランスを戻す効果があります。

したがって体の調子も整ってくるので、花粉症の症状以外の気になっていた症状も改善される事があるもの漢方薬の特徴でしょう。


花粉症に小青竜湯

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