免疫療法とは花粉に対しての過剰な、アレルギー反応を抑える免疫を作る療法の事です。

花粉症の免疫療法は、一般的には薄めた花粉エキスを注射で投与するのですが、最近は舌下免疫療法と言い、舌の手前に花粉エキスを投与する方法も出来ています。

花粉エキスを溶かした液体を使い、はじめは少なめに投与して行き、段々と花粉エキスの濃度を濃くしていきます。花粉症の症状の現れる2ヶ月前から始めるのが効果的です。

免疫療法は、治療をやめた後も効果が続く事もあるそうです。
花粉症の免疫療法と聞くとなんだか大変な治療のように聞こえますが、自宅で出来るセルフケアが中心で、通院するのは1ヶ月に1回で良く、薬の副作用もほとんどなく開始できるそうです。

ただし、花粉症の免疫療法はどこの医院でもしているというわけではなくて、大学病院や国公立病院に限られています。さらに、現在は保険が利きませんので、費用など聞いておくことをお勧めします。将来的には保険の適用が出来るように考えているそうです。

治療のための手間もかからず、痛い思いやつらい思いをしないですることができるこの免疫療法、一刻も早く保険の適用ができる事が期待されています。

海外では既に実証されているそうですが、小さな子供にこの花粉症の免疫療法を行った場合、他のアレルギーも抑えられることがあるといいます。

現在、医師・厚生労働省・企業が治療の研究に取り組んでいますので、今後は花粉症の治療法は、過剰なアレルギーを抑える最新の治療法として、この免疫療法が注目されてくるのではないかと思われます。

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