九州の温泉ランキングを語るには黒川温泉ははずせないところでしょう。

黒川温泉を御存知ですか？
最近話題の黒川温泉は「行きたい温泉ランキング」の上位に過去７年間も君臨しています。

ですからこの黒川温泉は、九州温泉ランキングでも今一押しの温泉で九州の熊本県阿蘇郡南小国町という所にある温泉です。阿蘇山の北側と言えば地図を見て何となくイメージが出来る人も多いと思います。

黒川温泉　湯峡の響き　優彩

最近になって人気が出て、急に皆が行く様になった温泉ですが実は一部の温泉通の間では前々から有名な温泉でした。

有名になったきっかけは、旅行情報誌の「じゃらん」に掲載されたからです。
それから脚光を浴びだした黒川温泉は、近隣に限らず日本全国各地にファンがいる温泉です。

その後インターネットの掲示板などやブログに黒川温泉ファンが「良質で良い温泉」との書き込みをし、それを見た大多数の人が更に行くようになりました。その繰り返しで黒川温泉の人気は止まる所を知らず爆発的な人気を得る様になりました。

ネット上では「温泉に行くなら九州は熊本の黒川温泉がオススメ」との情報が飛び交い、掲示板のランキングでも上位になりました。
マスコミが主催した温泉ランキングでも第１位になるなど、単なる一時のブームで終わらなかったのが黒川温泉です。口コミで広がって本当に素晴らしい温泉として君臨した良い見本ですね。

近年では、色々な旅行会社が観光バスでの「黒川温泉へ行くツアー」を企画しています。
２４軒ある旅館の全てに自慢の露天風呂がいくつもあり、その充実度は素晴らしいものです。

黒川温泉の源泉は阿蘇の山間から湧き出て来るという事を聞いただけでも、なんか物凄いパワーが感じられ、日頃の疲れの全てを吸い取ってくれる様なイメージを感じさせてしまいます。

２４軒ある旅館では、各自で源泉を持っているため泉質には多少の違いがありますが、全体的に言える事は硫黄系であの特有の卵臭い感じがします。

温泉の色も、無色、白濁から緑色まであります。温泉の質は、硫黄泉で効能は糖尿病や皮膚炎に効くとされています。
療養や湯治が目的でなくても、入るだけで癒される温泉だと思います。
黒川温泉にはたくさんの温泉宿が立ち並んでいますが、どこの旅館も癒しのもてなしを受けられる場所で何度でも行きたくなる温泉宿です。

横に流れる田の原川のせせらぎをBGM（バックグラウンドミュージック）に入る露天風呂は、情緒が溢れていて格別です。

温泉を満喫した後は、周囲の散策をして身も心もリフレッシュすると良いでしょう。木立の合間を歩いていると日本家屋の瓦屋根が見えます。全ての旅館が日本建築にこだわっている事から、その風景はまるでタイムスリップをしたかの様な「日本」を思わせる徹底した日本情緒を意識したものです。

武家屋敷を思わせるような日本家屋は、まるで隠れ里の様な雰囲気で、ノスタルジー満載と言えます。

黒川温泉に来る客層は、初めてという方ももちろん居ますが多くがリピーターです。誰かが「ディズニーランドみたい」といってました。一度行くと再び訪れたくなる名湯という事でしょう。

これが、いつまでも上位にランキングされている素晴らしさの証です。
春には是非、黒川温泉で新緑の中を過ごしてみませんか？
でも行くとしたら今から予約をして準備する必要があります。

なんと言っても九州温泉ランキング上位の黒川温泉ですから、宿を取るための競争率が高いです。という事は、早めの予約が必要です。

そんな手間をかけてでも行く価値のある温泉です。