インフルエンザはインフルエンザウイルスを病原とする気道感染症で、前触れなく38?40度の高熱が出て、頭痛や筋肉や関節痛、全身の倦怠感といった症状の後に咳や鼻づまり等の少症状が現れるのが特徴です。
通常高熱は4日間ほど続きその後は快方に向かいますが、免疫機能が低下していたり子供や高齢者は時に合併症を併発したり重症化することもある怖い病気です。
例年ですと12月下旬から1月中旬に流行し始め、1月下旬から3月中旬ごろ最流行期となり3?5月頃にかけて減少して行くのですが、流行が今年は少々早いようです。
このインフルエンザの対処法は、流行の前にワクチンを接種しておくという予防が一番と思われます。このワクチンには、現在わかっているインフルエンザウイルス3種類のワクチンが入っています。
そのため、インフルエンザへの感染予防や発症予防として完璧ではないものの、重症化の防止には役立ちます。勿論、普段からのうがいや手洗い、充分な睡眠や湿度や室温の適度な調節なども対処法として効果的です。
それでも、罹ってしまったと思ったら、出来るだけ早く医療機関を受診してインフルエンザと診断されたらタミフルやリレンザといった抗インフルエンザウイルス薬を服用するのがよい対処法といえますね。
タミフルについては、服用に際して異常行動が見られるとの疑いがあり子供への投与の是非が問われていますが、はっきりとした因果関係はわかっていないので、服用の際には注意が必要です。
インフルエンザの対処法として、罹ってから薬の服用に悩むよりは転ばぬ先の杖、保険のつもりで予防接種を受けておく事も必要です。ただし、予防接種の副作用もゼロではないので自己責任で判断するしかありません。