ルクルーゼの製造過程を調べてみました。
ルクルーゼのお鍋、ほしいですけどお値段が・・・という声が少なくありません。
評判は良いのだけれど価格も良いです。調べて見ると機能が良いものは簡単には作れないということが良くわかりました。
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ルクルーゼのホーロー鍋の原料は、銑鉄、鉄(または再利用鉄)、コークスなどでできています。
ルクルーゼの1つの鋳物ホーロー製品をつくるには凸凹2つの型が必要となってきますが、2つの型のうち、凹型は外側の形、凸型は内側の形を型取るのに使われるのです。
金属製の型の中に砂を流し込んでルクルーゼの型は出来上がります。
2つの砂型を重ねて出来る隙間に1400度以上の高熱で溶かされた鉄とコークスを入れて、継ぎ目のない一体型の鋳物が作られます。
この作業がルクルーゼ鋳物を作るうえでもっとも重要な作業なのです。
全ての工程をコンピューターにコントロールしながらすすめられます。
その中でも1番注意されているのが温度と流し込むタイミングだそうです。
流し込んだ鉄が冷めてきたら砂の型を割って中の鋳型を取り出し、崩した砂型はまた次の砂型に使用されます。
この時点で、全部のルクルーゼ鋳物は熟練した職人によって入念にチェックされるそうです。
そして問題のある鋳物は、壊しもう1度1から作り直しします。
このチェックが終わると、機械と人間で2段階のクリーニング工程をし、滑らかなルクルーゼ鋳物が出来上がるのです。
滑らかになったルクルーゼの鋳物は、耐久性と保温性を高めるために、鍋の外側は2層以上のエナメルコーティング(ホーロー加工)が施されます。
まず1層目のベースコートは840度で焼き付けられ、2層目以降からカラーコートは800度で焼き付けられるそうです。
ルクルーゼ鍋の内側もエナメル質のホーロー加工を施しています。
このホーロー加工のおかげで煮物はもちろん、揚げ物、炒め物などどんな料理も美味しく仕上がるのです。
そして出来上がったルクルーゼの商品は、最後に専任の担当者による厳しいチェックのもと箱づめされていきます。
いまでも熟練工の眼や手を使って1つ1つ手作業で行われている厳しい品質チェックを経て出来上がったルクルーゼの商品は「一度ルクルーゼを知るとルクルーゼなしでは料理ができなくなる」と一流シェフにも言わしめるほど世界中のレストランやご家庭で愛されつづけています。
以上がルクルーゼの製造過程ですが、思ったより手が込んでいていいものは簡単にはできないという事と思います。
ルクルーゼの製品は他のものよりお値段高目という印象が強いですが、この製造過程を見れば納得という感じです。勿論、お値段に見合った性能がなければこれだけの支持は得られませんけどね。